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NEW EDITION: ABOUT GROUP

ニューエディションは、1981年に結成され、現在まで活動を続けるR&Bグループです。

グループが生まれたのはアメリカ、マサチューセッツ州のロクスベリーという地区。

ニューエディション

小学校の幼馴染で結成されたオリジナルメンバー、Mike、Bobby、RickyにRalphが加わり、 地元のタレントショウで数多くの賞をかっさらった末に、プロデューサーであるモーリス・スターの目にとまり、 「第2のJackson 5」を目指す彼の意向のもと、5人目のメンバーRonnie(前からグループの振り付け兼 マネージャーを担当していたBrook Paineの甥っ子)を加え、Jackson 5の「ABC」を髣髴させる 「Candy Girl」でデビュー。この曲が世界各国のチャートでNo.1となり、「映画に行くための小遣いを稼ぐために はじめた」グループは、もはや気軽に映画館に行けないくらいの人気者に。

その後、「New Edition」、「All For Love」のヒットアルバムを連発し、80年代を代表するアイドルグループの 地位を確立しますが、レコードレーベルとの契約で、レコードの売り上げなどが彼らの収入にならない、という事態に。
ツアーに行くアメリカ各地では女の子に追い掛け回され、ラジオ、テレビで彼らの声が聞かれるようになっても、 出番が終わるともとから住んでいた低所得層のために立てられたプロジェクトと呼ばれる住宅地で待つ家族の 元に帰って行ったのです。

一見サクセスストーリ街道まっしぐらに見えた少年達も、このようなビジネス界の周囲からの不当な扱いに加え、 グループ内部の衝突、という問題を抱えていました。
一番の問題だったのは、ファンの人気がリードボーカルのラルフに集中したこと。ティーネイジャーとして経験も 積んできた他の4人は、この状態を面白く思わないようになります。
特に、自分のエゴを抑えることの出来なかったのが、セカンド・ボーカルに甘んじていたボビー。コンサートでは グループのルーティンを無視して勝手に服を脱いで見せたりします。
これに危機を感じたのが他のメンバー達。クリーンな少年のイメージをアピールしていたグループにとって、 ボビーはグループの存在自体を危うくするものと見られました。「生涯で一番難しい決断」の末、 4人はボビーを外すことに決めます。

4人のNew Editionは、オールディズのカバーアルバム、「Under the Blue Moon」と、クリスマス アルバム「It's Christmas All Over the World」をリリース。この時代はTV出演、ミュージックビデオも 4人で行なっていました。同時に、ボビーはソロアーティストとしてのファーストアルバムを出します。 これに触発されたラルフは、自分もソロの道を進むべきかを迷い始めます。

この様子を見たマイクが、かつてからの知り合いでもあり、すでにソロとして2枚のアルバムを 出していたジョニー・ギルをメンバーに引き入れ、有名プロデューサージェリー・ジャム、テリー・ルイス (Jam & Lewis)のもとで新しいアルバムの作成を開始。結局ラルフはグループに残ることになり、 これがラルフの甘い高音と、ジョニーの成熟した低音という絶妙のコンビネーションを生み、5人の アルバム「Heartbreak」は、88年のヒット作品となります。

ところが、このBoys to Men(少年から大人に)成長したNew Editionのスポットライトをさらったのは、 皮肉にもほぼ同時期にセカンドアルバムを出したボビー・ブラウン。1000万枚を超えるセールスと、 数々のヒットで、このアルバム「Don't Be Cruel」は、R & Bの歴史を変える一枚、とも呼ばれるようになります。

ボビーのソロ成功に触発されたかのように、Heartbreakをリリースした後の現役メンバーもソロ転向。
おそらくは、この「活動休止中」の時期が、New Editionの名前をもっとも知らしめた時期になるのではないでしょうか。

まずは1990年はじめにリッキー、マイク、ロニーがBell Biv DeVoeというユニットを結成し、これが 誰もが想像していなかった大ヒットになります。
New Editionの中ではバックコーラスに甘んじ、目立った活躍もなかった三人が、New Editionのクリーンな イメージとはかけ離れた強烈な個性を見せ付けます。
マイクが初めて世に出した、と言われる、ジーンズにペイントを吹き付けたオーバーオール、後ろ向けに かぶる野球帽といった過激な「HipHopファッション」、長身、ハンサムなロニーの見せるダンスステップ、 そして、「音楽界で一番長く隠されていた才能」と言わしめたリッキーのボーカルタレント。何よりも、HipHopと R& B、ラップとポップスの融合、という、彼らいわく「Mental」な音楽スタイルは、90年代の音楽に絶大な 影響を与えます。

次に、New Edition加入前からソロプロジェクトが決まっていたジョニーが、Hearbreakで誰もが認めた ボーカル力を武器にアルバム「Johnny Gill」をリリース。期待通り、のバラードの他に、当時のニュージャック スィングと呼ばれるミュージックの波に乗ったアップテンポのダンスナンバーもヒットさせ、ブラックミュージック とビルボードで上位に食い込みます。

そして、誰もが最初にソロ転向すると思っていたラルフが最後にやはりセルフタイトルの「Ralph Tresvant」 を発表。こちらも真打はバラードのSensitivity(ビルボードチャートで20週ランクイン)でしたが、ミドルテンポ、 アップテンポのナンバーやラップもこなし、1990年は、ミュージックビデオやTVショウ、授賞式等あらゆる場所で 「もとNEメンバー」の活躍を見せ付けられることになります。

ただ、ソロ活動はそれ以降下り坂になります。音楽の傾向が変わり始め、その波に乗れなかったこともありますが、 上記のレコードレーベルとのいざこざもあり、プロモーションがあまり行なわれなかった、というのも一因 あるようです。それでもボビーの3rdアルバム、BBD、ジョニー、ラルフも続けてアルバムを出した後、 一説では「話題とお金稼ぎの目的で」再びNew Editionを結成し、アルバムをリリースします。

96年に出されたアルバム「Home Again」の一番の目玉は、「6人のNew Edition」。ソロアーティストとして 成功を収めたメンバー、特に、Hearbreakで大人のNEをアピールするのに貢献したジョニーと、10年近くグループから 離れていたボビーを含めた全メンバーが1つに集まる、ということで、期待は集まり、ビルボードで 初登場一位と、好成績を収めます。

しかし、続くツアーではくすぶっていた確執、ソロとしての各人のエゴのぶつかりあいが表面化し、 コンサートの最中にボビーが他のメンバーと争いを始め、舞台にマイクをたたきつけて退場、という 大混乱を招きます。ツアーはメンバー(ボビーとマイク)が抜けたまま続けられ、「このビジネスを やってきた中で最低の経験」となるツアーになってしまいました。

これで、New Editionは完全に解散、あとは各自がソロとしての道を歩むものと思われました。
(この後、リッキーが2000年にソロアルバムをリリース。レーベルとのいざこざで大手MCAからはりリースされず、 インターネットのみで販売されると言う形になりました)
しかし、ボビーを除く5人のメンバーは、各地でコンサートを行い、ファンの応援に応え続けます。2004年には 日本にも来日しました。
そんなNEの活動に目をつけたのが、新鋭大物プロデューサーのP.Diddy。かねてからのNEファンでもあったDiddyは 自分のレーベルBad Boysとの契約に誘いをかけます。
不当な契約に縛られ、告訴までうけたレコードレーベルからやっと開放されたNew Editonは、この誘いに乗り、 再び新アルバムの製作に取り掛かります。

ニューエディション

そうして出来上がったのが2004年末にリリースされたOne Love。ところが、ここでもプロデューサー側との 「意見の違い」が生じ、アルバムのプロモーション、シングルカットがとまってしまいます。
結局、現在に至るまでこのアルバムからリリースされたのは「Hot 2Nite」一曲のみ。その後、ツアーも 行なっていますが、このアルバムからのナンバーは一切歌われていません。(Bad Boysとの契約を 一年で解消したため、歌う事が出来ない、という説も)。一番迷惑を こうむったのは、ファンかもしれませんね。

しかし、メンバー自身は、より強力なNew Editionに向けて働き続けています。 ラルフは3作目となるソロアルバムを2006年の2月にリリース予定、その後はNew Editionの (グループ自身が語るところによるとボビーを含めた)全米ツアーを開催、そして、結成25周年の 年となる2008年には大きなイベント(アルバム発売?)を予定しているとのこと。
麻薬所持等で逮捕され、一時は「堕落したもとスター」とも呼ばれたボビーも、最近コンサートを再会。
妻のホイットニー・ヒューストンや子供達も一緒に出演したリアリティショウ「Being Bobby Brown」では コミカルな面も見せ(?)キング・オブ・ステージとしてのカムバックを狙っているようです。

25年にわたって音楽のシーンとともに成長を遂げてきたNew Edition、 年齢と経験を積んだこれからが、真の実力を発揮する時かもしれません。

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